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発達障害の教科書TEXTBOOK

『言葉』の理解と本能的に感じることの大切さ

1.言葉はコミュニケーションがあってからこそ吸収される

言葉はコミュニケーションの中心になっていると考えがちですが、実際には言葉を覚えるよりも先にコミュニケーションをしっかりと行い体験を貯蔵しておこなかけれなりません。赤ちゃんや子供の時に親や周りの大人と情報の交流を行うことで、気持ちが通じ合う喜びや感情をコントロールする力を学んでいきます。赤ちゃんの時であれば、たくさんの表情を知ることがコミュニケーションを学ぶ第一歩になりますが、その後人に理解してもらうことを体験していき意思疎通をはかるようになります。

赤ちゃんの時から積み重ねていった体験があり、コミュニケーションをとれるようになると周りの人や親が話す言葉が雰囲気的にわかるようになります。言葉と状況をリンクさせるようになり、今わかっていることに対しての言葉を吸収することが出来るようになります。しかし、大人になってからの言葉と赤ちゃんの時の言葉では意味が明確に理解しているかどうかが異なります。私たちは言葉に対しての意味は明確に理解しており、使う場合のシチュエーションや使い方を把握出来ていますが、赤ちゃんや子どもの時には言葉の意味は曖昧になっており、辞書のようにしっかりとした意味を理解することは難しいので、使うシチュエーションも限定的ではなく多岐に渡ります。

ですが、言葉は辞書に載っているような正確な意味だけではなく、ある程度ふり幅があり曖昧さがあります。日常的に使う言葉であれば、余計に言葉の言い回しや言葉のニュアンスを成長していく中で身につけていきます。コンピューター等には変換できないわずかな言葉の持つニュアンスの違いや意味は、小さい時からの体験を元に理解していくことがわかります。

多くの言葉は自分が体験したり、コミュニケーションをとった時にあった言葉と状況をリンクさせて自然と覚えていきます。しかし、中にはテレビやラジオ、本などから言葉を覚えていくケースもあります。この場合は、状況に応じた言葉を理解するのではなく、音としてまず頭に入っていきます。ですので、意味は後回しになり、すぐに意味を把握することは出来ません。テレビ等に映る映像に対して言葉を一致させていきますので、違って覚えてしまうこともあるでしょう。言葉の使い方も大人が話すような使い方であったり辞書のように決まった使い方なことが特徴です。合理的と思われがちですが、例えに使ったりニュアンスで使うことが難しくなります。

どちらも言葉を覚えるという点では同じですが、やはり言葉本体のニュアンスを自然と理解するためには、コミュニケーションの中で覚えていく言葉の方が適しています。親子や周りの人とのコミュニケーションをとっていく上で、言葉を覚えていけるように心がけることが大切です。

 

2、言葉よりも感じることの大切さ

言葉は自分が自分の意志で覚えようと思って覚えたものではなく、自然と身についていきます。言葉の意味や使い方を私たちはいつ、どんな時に理解したのかは大部分で覚えていませんよね。コミュニケーションをとる内に自然と覚えていきますので、考えて変更することは出来ません。大人になるにつれて考える力を身につけていき、感じることよりも論理的に考えてしまいますが、赤ちゃんや子どもの時にはなんとなく本能的に感じる機能が備わっていると考えられます。そこでしっくりと感じることが出来る時に、それらの内容を受け入れることが出来ます。逆に、感覚的にしっくりこない、感じ方に違和感がある場合には受け入れることが難しくなります。

この感覚や感じ方は生きていく上で非常に大切なことで、本能的に自分の感覚と一致することが受け入れられたと感じられ、理解することへ繋がっていきます。自分の感覚の中でしっくりとこないと自分を否定されたと同じように感じてしまいます。自分の事を相手が嫌いと言ったり、悪口を言われたりすると否定された気分になりその言葉を受け入れることが出来ないですよね。その言葉は自分の感覚に当てはまらないと感じることで、自分を守るようになります。自分に肯定的な言葉があると嬉しくなるのは、自分の感覚に当てはまったためで自分が安定して楽しく暮らしていくためには重要になります。

言葉を覚える時には、赤ちゃんの時や子どもの時に体験したコミュニケーションが元になり言葉を吸収していきますが、その体験が少ない人の場合には、まず自分を受け入れてもらいコミュニケーションをとるという体験を出来る限り多く体験することが大切です。体験を言葉で説明することは出来ませんので、自分の身で体験しなければ理解することは難しくなります。

3、言葉と体験

先ほどにも記述したように、言葉はコミュニケーションの中心にあり、全てのコミュニケーションは言葉でとっていると思いがちですが、実際には赤ちゃんや子どもの時には言葉を巧みに使いこなせなくても、コミュニケーションをしっかりととることが出来ます。赤ちゃんの時からの、通じ合う体験がコミュニケーションに発展していき、言葉を吸収するようになります。コミュニケーションや情報の交流をしっかりと行っていると、その行動や状況に応じた言葉を自然身につけるようになります。しかし、コミュニケーションをとったり、言葉以外の意思疎通をしっかりとはかっていないと言葉を吸収しにくく、テレビやラジオから受け取る言葉になりますので、意味を把握しきれないことがあります。小さい時に体験したことが、言葉によるコミュニケーションをとる事の基盤となります。

私たちは言葉で考えることで、理性的に思考を巡らせたり感情をコントロールすると思っていましたが、子どもの時に様々なコミュニケーションをとることで感情をコントロールする力を培ったり、相手に自分の思いを伝える方法を知っていくので、言葉で考えるのではなく感覚で学んだ結果、言葉を用いて考えることが出来るということになります。

子どもが成長していく途中には、大人である私たちが考えてもどうしようもないことが多くあります。感覚の中で理解し、子どもの立場になってみてもわからないことばかりになりますので、考えることで白黒はっきりと決めることは出来ません。本能的な感覚が子育てではとても重要になることを理解しておくことが大切です。

4、まとめ

赤ちゃんや子ども時代の体験の積み重ねがコミュニケーションに繋がり、言葉の吸収に発展していきます。体験が少ないと、テレビやラジオなどのメディアから言葉を覚えていきますので、言葉がもつ曖昧さやニュアンスを感じ取ることが難しくなります。そういった場合には、出来る限り多くの体験をしていくことで、言葉のニュアンス等を感じとることが出来るようになります。

言葉は考えて説明されるよりも、自分が主体的に感じとることで吸収していきます。子育ても同様で、考えてもどうしようもないケースが多くあり、本能的に感じとったことを大切にしていくようにしていきましょう。私たちは考えることが出来ますので、どうしても考えて行動することが優先になってしまいます。考えて行動することも大切ですが、中には考えるよりも本能的な感覚に頼って決断することも重要になるということを知っていくようにしましょう。

社会福祉士・児童発達支援管理責任者 垣本祐作

この記事を書いた人
社会福祉士・児童発達支援管理責任者 垣本祐作

【所属】
株式会社ドットライン 代表取締役兼ドットライングループCEO
一般社団法人 全国介護事業者連盟 千葉県支部 支部長/関東支部 副支部長
一般社団法人 サービス管理責任者協会 理事
社会福祉法人 和心会 理事

【資格】
社会福祉士、児童発達支援管理責任者、介護福祉士、サービス管理責任者、宅地建物取引主任者、福祉住環境コーディネーター2級、福祉用具専門相談員

【略歴】
千葉市立稲毛高校、日本社会事業大学 社会福祉学部卒。慶應義塾大学法学部(通信課程)学士入学。
パソナグループ 株式会社ベネフィットワン(東証一部上場)にて、法人営業部として勤務後、ボートレーサー(競艇選手)試験に合格し、ボートレーサー養成所(108期養成員)入所。
退所後、起業。日本初のボートレーサー試験予備校を設立し、合格者8割以上のシェア達成。マーケティング事業等を経て、2011年 株式会社ドットライン創業。2014年より医療・介護・福祉・保育事業開始。

【メディア実績】
日本経済新聞、日経BizGate、千葉テレビ、産経新聞、東京新聞、高齢者住宅新聞など多数

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